Concert for Cello, Piano, Film direction and Theremin
『Water and Light dance in Circulation and Link』水と光は円と縁の中に踊る
2024/06/22 (SAT) 19:00~
Tenri Japanisch-Deutsche Kulturwerkstatt
PERFORMERS
- Cello : Alice Uehara
- Piano : Matsuri Yoshida
- Film Direction & Theremin : Ludger F. J. Schneider
PROGRAM
- J. Offenbach : “Reverie au bord de la mer”
- P. Tchaikovsky : Children’s Album Op. 39-1 “Morning Prayer”
- C. Debussy : Image 1 “Reflets dans l’eau”
- J. Offenbach : “Chants du crépuscule”
- Yoko Nakamura : Sonata for Solo Cello No.2 “Winter”
- Toru Takemitsu : “Orion” for Cello and Piano
PHOTO
REPORT
ドイツ・ケルン市内のアトリエにて、人生初となるオーガナイズコンサートを催させていただきました。
コンサートは、この街出身のビジュアルアーティスト Ludger F. J. Schneider氏の作品展に寄せたもので、水面の様々な表情を切り取った展示テーマにちなみ、” 水 ” や ” 光 ” を描いた音楽作品を、春から冬へ、朝から夜へと、季節や時間の流れに沿うよう並べました。
更に演奏だけでなく、Schneider氏による映像作品の投影、水光響装置とチェロ、テレミンによる即興パフォーマンスなど、観客の皆様の視覚にも訴えかけるプログラムをつくりました。
雨と朝の訪れと共に生まれた私は、この水と光という存在に昔から惹かれ続けてきました。今回このようなコンサートをオーガナイズするに至ったどこか運命めいた縁のかさなりには、ある種の感動のような不思議な感慨深さを覚えています。
準備から本番にかけ、もちろん様々な反省点もありましたが、沢山の方々からのご助力をいただき、このコンサートを実現まで運ぶことができました。会場である天理工房の皆様、共演者であるピアニストの吉田まつりさん。そして今回の展覧会の主役であるLudger F. J. Schneiderさん。改めまして、本当にありがとうございました。
終演後もご来場下さった皆様から、大変熱のこもったフィードバックをいただくことができ、12月には同じ会場にて再演も決まりました。
その際には更にクオリティを高め、皆様に水と光と音楽、そこに新たに言葉を加えた世界をお届けできればと思います。
上原ありす (Alice Uehara)
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