『Japanese folk songs tour on old european instruments』西洋古楽器による日本民謡めぐり

 

2022/04/27 (WED)  19:00
Japanisches Kulturinstitut (ケルン日本文化会館) 

 

 

PERFORMERS

Barockoboe : Yuki Steinbach  (悠樹シュタインバッハ)
Soprano : Chieko Kinugasa  (衣笠千恵子)
Cembalo :  Emiko Sato (里恵美子)
Barockcello : Alice Uehara  (上原ありす)

 

PROGRAM

  • Yagi-Bushi / 八木節
  • Hanagasa-Ondo / 花笠音頭
  • Itsuki no Komori-Uta / 五木の子守歌
  • Konpira-Fune-Fune / 金毘羅船船
  • Tinsagu nu Hana / てぃんさぐぬ花

 

 

PHOTO  ©June Ueno

 

 

VIDEO

 

 

REPORT

ありがたいことに、先月行った「セロ弾きのゴーシュ」コンサートに引き続き、再度ケルン日本文化会館の舞台にて演奏をさせていただきました。

今回は、オーボエ奏者の悠樹シュタインバッハさんによる企画プロジェクトで、連邦政府文化・メディア委任官による「Neu Start Kultur」からの助成金をいただいてのコンサート。日本各地に残る民謡を現代風に編曲し、ヨーロッパの伝統楽器(現代で広く演奏されているモダンのクラシック楽器ではなく、あえてバロック時代に実際に用いられていた古楽器)で演奏することで、二つの文化の懸け橋となることを目指す、というテーマが掲げられていました。

一曲ごとにシュタインバッハさんの解説を挟みながら進むプログラムは、奏者である私自身も勉強になることが多く、日本民謡に用いられている和声や音階などの作曲技法を、クラシック音楽における視点から紐解いてゆく様は、まさにテーマにもあった『懸け橋』という言葉通り。また、後半に演奏した「金毘羅船船」では観客の皆様から三人ほど挑戦者を募って、お座敷遊びを体験してもらうデモンストレーションを行ったのですが、舞台と客席が一体となって笑いと拍手が沸き起こり大いに盛り上がりました。

そうした、アカデミックさとエンターテイメント性がバランスよく両立した、本当に質の高いコンサートに参加させていただき、奏者の一人として心の底から楽しいひと時を過ごすことが出来ました。ご来場くださった皆様、公演にあたってご協力くださった多くの方々に、この場を借りて改めてお礼を述べさせていただきたいと思います。本当にありがとうございました。

 


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ドイツ在住チェロ奏者、物書き。 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部を卒業後、渡独。Hoschule für Musik Mainz チェロ科修士を卒業し、現在はHochschule für Musik und Tanz Köin バロックチェロ科修士に在学中。 ドイツと日本の二カ国を拠点とし、演奏・執筆活動を行っている。 詳しいプロフィール・他記事はサイトまで。