『Nippon Connection 2020 Online Concert 日本映画祭オンラインコンサート』
2020/06/14 (SUN) 11:30 on YouTube
PROGRAM (Ghibli Music)
- Medley of “Kiki’s Delivery Service” / 魔女の宅急便メドレー
- Summer of Goodbye (“From Up on Poppy Hill”) / さよならの夏~コクリコ坂から~
- Country road (“Whisper of the Heart”) / カントリーロード~耳をすませば~
PERFORMER
Duo Fuga
Mutsumi Ito (Flute) / 伊藤むつみ(フルート)
Alice Uehara (Cello) / 上原ありす(チェロ)
PHOTO
STREAMING
REPORT
2019年の年末年始頃から、アジア地域を中心に猛威を振るい始めたコロナウィルス。
その影響は瞬く間にヨーロッパへと広がり、ドイツもこの冬、部分的ではありながらもロックダウンが発令されました。
飲食店は閉鎖され、テイクアウトのみ。公的私的に関わらず、集まりには人数制限。
つまり、演奏会などの催し物も、軒並み延期やキャンセルが相次いだのです。そのため、我々演奏者にとっては大打撃の冬と春を過ごしました。
そんな数ヶ月を経て、6月。
バカンス文化のあるこちらでは、夏に向けて少しずつ規制が緩和され・・・毎年Duo Fugaとして演奏出演していた、フランクフルト日本映画祭『NIPPON CONNECTION』より、ありがたいことにオンラインコンサートでの出演依頼をいただいたのでした。
しかし、緩和されたとはいえ規制は数多く残り、撮影は右往左往。
撮影場所となる建造物側のスタッフ、映画祭側のスタッフ、撮影スタッフ。三つ巴の相談合戦が幾度も繰り返された末、結果として私たちの前に立ちはだかることとなったのが、飛沫防止対策の透明板でした。(上記写真参照)
見た目はそこまで厚みの無い透明板。アイコンタクトも取れるし、距離を取る必要がなくなったので互いの息遣いも感じられるはず。しかし、そうは問屋が卸さなかった。
演奏を始めてみると、互いの息遣いどころか、音さえ全く届かない。タイミングの合わせ方、音量バランスのとり方、それらが音を通して行えないことが、こんなにも辛いことだとは・・・。
そうして四苦八苦しながらも、何とか撮影は無事終了。
収束の見えない現状を思えば、こうしたコロナ渦による規制や対策とは、この先演奏者として必ず向き合っていかなくてはならないこと。課題は残るものの、貴重な経験を積むことができました!
この日の演奏は、上記のNIPPON CONNECTIONチャンネルでのアーカイブにてご覧になれますが、私個人もVlogにまとめ、チャンネルにてアップしています。そちらも合わせて、ぜひご覧ください!⇒ Vlog
上原ありす (Alice Uehara)
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