『Stage Performance in Anniversary Party of CREFORM 周年記念パーティー祝賀演奏』
2019/09/20 (FRI)
CREFORM Technik GmbH. (Kassel-Wilhelmshöhe)
PERFORMERS
Trio風雅
Nihon-Buyou(Japanese Dance) : Sen Yumeji Nishikawa (西川扇夢二)
Flute : Mutsumi Ito (伊藤むつみ)
Cello : Alice Uehara (上原ありす)
PROGRAM
- A. Vivaldi : Chamber Concerto in D major 2 mov. (Duo)
- Hoffmeister : Duo op.6 mov.1 (Duo)
- Nihon-Buyou Solo
- Michio Miyagi : Haru no Umi / 春の海
PHOTO
REPORT
日本舞踊とクラシック楽器との活動「Trio 風雅」
最近では、ドイツに進出されている日本企業様などから、今回のような祝賀演奏をご依頼いただく機会が増え、本当にありがたい限りです。
間近で堪能する機会の中々ない日本舞踊と、生演奏。更には、他文化の融合がとても面白いと、演奏後の皆様の喜んでいただけているご様子に、奏者である私自身も毎回嬉しさを覚えます。
当日、会場が少し遠方であったこと、本番が昼頃であったことから、マインツに住む私は朝の5時台に家を出発…。
眠気と戦いながら外へと踏み出したのですが、めっきり秋めいた早朝のキリリとした空気に一瞬で目が冴え、冷気に感謝を覚えました。
今回、プログラムのデュオ演奏に、人前での披露は初めてとなる一曲を取り入れました。
それが、ヴィヴァルディ作曲の室内協奏曲。
観客の皆様に楽しんでいただけるよう、この曲ではフルートを持ち替え「トラベルソ」で演奏をしました。
「トラベルソ」とは、今日のフルートの前身となった楽器。
バロック時代、つまりはヴィヴァルディやバッハが生きていた頃、実際に演奏されていた楽器です。
楽器全体が木で出来ており、心地よく柔らかな音が鳴ります。
フルートの伊藤むつみさんは、ドイツにてフルートでの大学院を卒業後、この「トラベルソ」でも、先日院を卒業されました。そのため、今回の演奏法が叶ったのです。
二本の楽器を持ち替えることで、視覚的にも音質的にも、面白さを味わっていただける。
今後もこの曲は様々な場所で演奏していけたらと思っています。
上原ありす (Alice Uehara)
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